1997,01,08
2002,08,29更新
十分可能です。
というより、人命にとって重要な通信を行うためには、無くてはならない方面だと思っています。
出来る限り多方面で通話が可能になれば、「担当者が来るのを待っているだけ」という事がなくなり、更に専門家と交信出来れば、その意見を基に現場サイドでの対処が可能になると思います。
ただし、消防団については、限りある人員での活動となるでしょうから、通信専属に人員を配置することは不可能でしょうが、災機隊の活動要素を知っているだけでも、アナタ自身が孤立した場合など、逆に活用できるのではないでしょうか?!
そう考えると、無線機を持って山を登る方の心理が理解できますよね…。
ちなみに、立山にある富山県警山岳警備隊ではHAM機を導入し、リグを持っている登山者には予め通信周波数を教え、万一の時には交信できる様にしています。
以下に、実際にあった新聞報道を記載しておきます。
登山家の中にも自分を守る為に、無線機を活用している人もいます。
産経新聞 2012.1.3 12:59 [山岳事故]
2012年1月3日午前8時半ごろ、長野県北アルプスの槍ケ岳北鎌尾根付近で男性3人と女性1人のパーティーが低体温症で動けなくなっていると長野県警に通報があった。県警は強風でヘリコプターが使えないため、地上から捜索する。
大町署によると、遭難したとみられるのは、東京都新宿区の男性(24)、川崎市の47歳と36歳の男性、千葉県市川市の女性(49)。4人は登山仲間で、12月28日に入山し、2日に下山する予定だった。
4人のうち、男性がアマチュア無線で「低体温症になって遭難した」と救助を求めているのを、傍受した一般の男性が110番した。
長野地方気象台によると、槍ケ岳付近の天候は2日の日中は雪雲がかかっていたが、2日夜から3日にかけてはおおむね晴れている。